取材協力
株式会社hacomono
hacomono

スポーツクラブにおける煩雑な業務をすべてDXで解決できるのがhacomono。顧客管理、入会〜決済のほか、レッスンの予約、入退館や予約チェックイン、店頭物販・レジ、在庫管理などの基幹業務を担う事が可能です。

スポーツクラブDX運営メディア » ヨガ・ピラティススタジオの運営 » ヨガ・ピラティススタジオ経営で儲かるためのポイントとは?

ヨガ・ピラティススタジオ経営で儲かるためのポイントとは?

ヨガ・ピラティスは、年々ニーズが高まっている市場です。社会情勢などでニーズは多様化しています。スタジオ経営で儲かるためには、従来のニーズに加えて新しいニーズもキャッチすることが大切です。ヨガ・ピラティススタジオ経営で儲かるためのポイントをまとめました。

ヨガ・ピラティススタジオ
経営の市場動向

独立行政法人中小企業基盤整備機構が2020年2月14日にリリースされた調査によると、ヨガの利用率は全体の4%でした。男性は2%、女性が5%となっており、女性ニーズの高さがうかがえます。利用率が高いのは60代女性(9%)、30代女性(8%)、40代女性(5%)、20代男性(5%)です。利用率は決して高いとは言えませんが、利用意向は全体で15%、女性は25%と高くなります。また、意欲的ではないものの否定的でもない人は、全体39%、女性48%、男性30%です。(参照:J-Net21 https://j-net21.smrj.go.jp/startup/research/service/cons-yoga.html)

2020年4月、フィットネス業界は大きな転機を迎えます。感染症対策として発令された緊急事態宣言。多くのヨガスタジオ、フィットネスクラブがオンラインでの開催へと参入しました。自宅ヨガが一般化します。株式会社グローバルインフォメーションの市場調査レポートによると、2021年のヨガおよびエクササイズマットの市場規模は117億米ドルだったとしています。さらに、 2026年には152億米ドルに達するとの予想です。マットのニーズが高まっているということは、ヨガをしたい人が増えていることを意味します。ヨガ・ピラティス市場は、今後もまだ伸びることが予想されます。(参照:PRTIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000071640.html)

独立・開業した場合の
平均年収

独立・開業を目指す人にとって、気になるのは年収ではないでしょうか。スタジオの経営者として開業した場合の平均年収は350万円以上と言われています。しかし、開業するなら平均年収に意味はありません。経営が上手くいけば年収1000万円以上を稼いでいる経営者もいます。逆に、集客が上手くいかなければ収入になりません。独立・開業の平均年収に意味がないという理由は、「年収200万円が2人、年収0円が1人、年収1000万円が1人」だった場合、平均すれば年収350万円になるからです。年収350万円がボリュームゾーンというわけではありません。インストラクターの場合、独立にも2通りあります。自分でスタジオを経営するケースとフリーランスとしてレッスンの委託を受けるケースです。スタジオの経営者はリスクが高いかわりに大きく稼げる可能性もあります。

ヨガインストラクターの収入

ヨガインストラクターの仕事には、ヨガスタジオやフィットネスクラブの正社員とレッスン単位で契約するフリーランスがあります。正社員は、経験による差があるものの、月収20万円~30万円が給料の平均です。レッスン単位での契約の場合は、1レッスン3,000円~5,000円が相場。月30万円を目指す場合は、60~100レッスン。移動効率を考慮してスケジュールを組む必要があるでしょう。

働き方による年収の差は
どのくらいある?

ヨガインストラクターの働き方には、大きく3つあります。正社員、フリーランス、教室経営です。正社員の年収は300~350万円、フリーランスは250~300万円、教室経営なら350万円以上といった年収の差があると言われています。フリーランスは、年収が少し減りますがライフスタイルに合わせて働きやすいのがメリット。同じ独立でも教室を自ら経営する場合は、経営手腕による年収差が大きくなります。年収350万円以上が見込める場合に独立するのが現実的と言えるでしょう。

独立して儲かるポイント

独立してスタジオを経営すると、インストラクターとしての収入を増やせる可能性があります。しかし、儲かるためには、人気の教室に育てなければいけません。どのようなスタジオが儲かるのかポイントを確認しておきましょう。

通いやすさ

スタジオレッスンにおいて、場所は重要。通いやすさにはこだわって場所探しをしてください。ターゲット層によって、適した場所は異なります。仕事帰りに利用してほしいなら、ビジネス街の駅近くが有利。主婦に利用してほしいなら住宅街近くの商業エリアがいいでしょう。車移動が一般的なエリアなら駐車場の確保が必要です。

スタジオの環境

ヨガやピラティスのスタジオは、自然光が入り明るく広い空間が好まれます。しかし、駅近くの物件では、周りに建物が多く、自然光を活用したレッスンは難しいかもしれません。そんなときは、あえて暗くして自分とだけ向き合う時間を演出することも可能です。むしろロッカールームとシャワールーム、パウダールームの方が満足度に影響を与えます。清潔感と広さを確保することが大切です。着替えるときに隣の人と当たってしまうようなスペースではストレスを感じてしまい、リピートする気にならないユーザーも少なくありません。スタジオスペース以上に更衣室の環境を大切に整えましょう。

予約システムの導入

レッスンの予約・キャンセルは、予約システムの導入が必須。電話だけでは、仕事をしている人が連絡しづらく、予約のチャンスを逃してしまいます。利用者が手軽に予約して、キャンセルや振替予約しやすいシステムを用意してください。システムを利用することで、電話対応や事務作業も削減できます。

ヨガインストラクターとしての
魅力も集客の秘訣

独立してスタジオを持つ場合、武器になるのがインストラクター自身の魅力です。ヨガレッスンを受ける人には、なりたい理想の姿があります。「インストラクターに理想の自分を投影できた」というのは、よくあるスタジオ選びの理由のひとつです。インストラクターの魅力で集客した場合、料金で比較したり近所にできた新しいスタジオに移動したりといったことがなくなるため、安定した経営ができます。自分の魅力を確認して、SNSなどで発信するといいでしょう。

ヨガ・ピラティススタジオの経営に
失敗してしまう
主な原因

ターゲット顧客が曖昧のまま

ヨガ・ピラティスは、まだ利用したことがないという潜在ニーズがたくさんある市場です。このような市場で戦う場合、ターゲットが曖昧だと誰の心にも響きません。誰のためのスタジオなのかを明確にして、ピンポイントで伝えることが集客のポイントです。

ヨガには、様々なニーズがあります。ダイエットしたい人と仕事の疲れを癒したい人では、響く言葉は全く別です。会社勤めの人と主婦では、求められる場所や時間帯が異なります。ターゲットとスタジオの実態をマッチさせることはもちろん、集客活動でもターゲットを意識することが重要です。

「みんなに利用してほしい」と思うのが経営者の常ですが、みんなを相手にPR活動するには大きな資金がかかります。資金がないのに「みんな」を相手にしてすべての集客活動が中途半端に終わってしまうのは、経営失敗のよくある原因です。まずは、特定の層に人気のスタジオを目指しましょう。

立地が悪い

経営に失敗する原因のひとつが立地です。通うのに不便な場所では、行きたくても行けません。ヨガやピラティスは1回きりの利用ではなく継続利用を前提としているため、通いやすさは利用者にとってスタジオ選びの条件のひとつです。立地を軽視すると、選んでもらえないスタジオになってしまいます。

まだ知られていないスタジオの存在を知ってもらうためには、人通りが多く、目につきやすい場所が集客しやすいでしょう。ただし、一般的に有利だと思われている駅近くは、競合も多いです。競合が多いと立地が良いとは言えません。少しエリアを変えたり、コンセプトに独自性を出したりといった工夫が必要です。

今はかならずしもスタジオからスタートする必要もありません。資金の都合で立地の良い場所での開業を諦めているなら、オンラインサービスからのスタートを検討してみるのもいいでしょう。

固定費をかけすぎている

立地は大切ですが、身の丈に合わない家賃は経営の負担を大きくします。人件費や広告宣伝費も同様です。売上に関係なくかかる固定費は、事業が軌道に乗るまで負担が大きいため、慎重に検討してください。

固定費の中でも大きな金額になり、簡単に契約を解除できないのが家賃と人件費です。家賃は集客しやすい場所ほど高額になります。賃料とのバランスを考慮して、無理のない場所を選びましょう。またスタッフを雇うのは事業が軌道に乗ってからです。

最初から固定費をかけすぎると、売上が上がり始める前に、資金がなくなって事業を継続できなくなります。綿密な事業計画を立て、適切な固定費を試算しましょう。

マーケティングの知識不足

ヨガ・ピラティスのスタジオはたくさんあります。利用に積極的な層はすでにどこかのスタジオに通っているため、集客ターゲットは「まだ通ったことはないが利用してみたい層」です。この層は、自分から積極的にスタジオを探しません。こちらからスタジオの存在を知ってもらう活動が不可欠です。この活動は、マーケティングを軸に行います。

一般的な集客方法は、SNSで露出を増やし、投稿が気になった人をホームページに誘導し、予約に着地するという方法です。他にも、SNS広告、リスティング広告、チラシ、フリーペーパーへの広告など、様々な方法があります。スタジオのエリアやターゲット層に合う方法を選ぶ必要がありますが、どの方法を選ぶかの判断にも、マーケティングの知識が必要です。マーケティングの知識がない経営者は、次に打つべき手が分からず、早い段階で経営難に陥りがちです。開業前にマーケティングを学んでおきましょう。

ヨガの新しい分野も
広がっている

マタニティヨガ・チャイルドヨガ

ヨガはゆっくりとした動きが特徴です。妊娠中の女性にも負担がないポーズがたくさんあります。妊娠中は、特有の不快感やストレスが溜まりがちです。深い呼吸にあわせて動くヨガは、そんな症状の軽減に役立ちます。ヨガの深い呼吸法は出産時も活躍。出産後は赤ちゃんと一緒に、スキンシップをしながら行うチャイルドヨガでヨガを継続できます。妊娠をきっかけにヨガをスタートする人も少なくありません。マタニティヨガからチャイルドヨガ、そして一般のヨガへと継続動線も構築しやすいでしょう。

メディカルヨガ・シルバーヨガ

ヨガは、医療や福祉の分野でも注目されています。病気の治療は、心への負担が大きいです。治療を投げ出したくなることもあります。治療に対して前向きな気持ちを奮い立たせてくれるのがヨガのパワーです。また、医療では解決しない心身の不調がヨガで解決することもあります。医療への負担軽減に役立つこともあるでしょう。ゆっくりとした動きで自分の体に合わせて動くヨガは、高齢者にも取り組みやすい運動です。複数人で行うレッスン形式のヨガは、孤独感からの解放にもつながります。

メンズヨガ

ヨガの効果に性別は関係ありません。ヨガ教室の利用者は女性が多いですが、男性の中でも芸能人やスポーツ選手、起業家など、体への意識が高い層がヨガに取り組んでいます。メタボに悩む男性は激しい運動が苦手な人が多く、ヨガに関心が高いです。ただ、女性が多い空間でヨガレッスンに参加することに対する抵抗感がある男性も少なくありません。女性も男性と一緒にレッスンを受けたくない人が多いです。男性専門のスタジオや男女別クラスでのレッスンのニーズは高まっています。

まとめ

ヨガ・ピラティスのスタジオ経営は、やり方次第で大きな可能性があります。ゆったりとした動きは、運動が苦手な人でも取り組みやすいため、運動不足に悩む多くの人にアピール可能。まだ体験したことがない人も多いため、新規開拓の余地が大いにあります。これからまだまだ伸びる市場と言えるでしょう。ただし、経営はしっかりとした戦略が必要です。潜在的なニーズをどう捉えるかがポイント。時代のニーズを素早くキャッチして、しっかり儲かるビジネスに成長させましょう。

スポーツクラブの運営方法、DX化で得られる未来を徹底解説!
取材協⼒
株式会社hacomono
hacomono

DX化を図るならhacomono
hacomonoを導入すれば、顧客管理、入会〜決済のほか、レッスンの予約、入退館や予約チェックイン、店頭物販・レジ、在庫管理などの基幹業務を担う事が可能。スポーツクラブの運営に関わる雑務から解放されます。

公式サイトへ